2018年4月21日土曜日

【プロ野球】今季初勝利の巨人・田口 「ほっとしている」

 「ほっとしています」。ヒーローインタビューで巨人・田口は率直な思いを口にした。六回途中無失点。開幕から勝ち星に見放されてきた左腕が、今季4戦目にしてようやく初勝利を収めた。

 高めにボールが浮いたこれまでの3戦とは異なり、低めにボールが集まった。内野ゴロも多く、田口本来の投球だった。

 もっともこの日は、味方の援護が大きかった。四回2死満塁の場面では二塁手・吉川尚が好捕。六回に無死一、二塁のピンチを招いて降板した後は沢村が好救援を見せた。「田口が頑張っていたし、勝ちを付けてあげたかった」と沢村。苦境の22歳に、チーム一丸となって白星を贈った。

 開幕2連敗だった菅野が2連勝と巻き返し、田口も初勝利。「先発2枚看板」がようやく調子を上げてきた。高橋監督も「田口に勝ちが付いたのは大きなこと」と、ほっとした様子だった。

 田口は試合後、ほとんど笑顔を見せなかった。毎回走者を許すなど課題も残っているから。「まだ投げ足りない。もっと長いイニングを投げられるようにしたい」。次戦での完全燃焼を誓った。(浜田慎太郎)

Let's block ads! (Why?)

Read Again https://www.sankei.com/sports/news/180421/spo1804210047-n1.html

0 件のコメント:

コメントを投稿