第62回大阪杯・G1が1日、桜満開の阪神競馬場で行われ、1番人気のスワーヴリチャードがミルコ・デムーロ騎手(39)=栗東・フリー=の“神騎乗”に導かれて念願のG1初制覇を飾った。2着に6番人気のペルシアンナイト、3着に2番人気のアルアインと、強力世代の4歳が“ワンツースリー”を決めた。
ミルコが魅了した。最後の直線。末脚を武器にするスワーヴリチャードは、ライバルを1頭も抜くことなく、先頭を守ってゴールを駆け抜けた。3コーナーで先頭へ並びかける大胆騎乗。自身の今年G1初勝利となったMデムーロは「作戦通りだった」と親指を立て、パートナーの悲願達成を喜んだ。
出負け気味のスタートは想定内。序盤は後方2番手で、ペースを感じることに専念した。前半1000メートル通過は61秒1。「芝がとても長くて、最初から(前に)行くと脚がもたない。スタートが遅くてポジションが後ろになっても、ペースが遅かったら早めに出していこうと思っていた」。3コーナー手前で外から一気に進出。内に入れて逃げ馬に追いつくと、再び脚をためた。
ラチ沿いに進路をとったこともあり、直線で右にもたれる悪癖は出さなかった。「スムーズに手前を替えてくれて『これで負けない』と。右も左も、周りは関係ないから」。同世代G1馬2頭の猛追も涼しい顔で振り切った。
「有馬記念みたいになるのが嫌だった」とミルコ。昨年末のグランプリは出遅れて終始、遅い流れの外を走らされた。勝負どころで脚を使ったぶん苦しくなり、直線で内にもたれて他馬の進路を妨害。4着に敗れ、自身も騎乗停止処分を科された。反省を大舞台での好結果につなげ「すごくいい勝ち方だった」と胸を張った。
挑戦者から追われる立場へ。「(能力的には)今のままで十分。先頭に立つと物見したり、少しずるいところがある。真面目になったら、もっといい馬になる。次も頑張りたい」。44勝で全国リーディング首位を快走する名手が、愛してやまないハーツクライ産駒と中距離のビッグタイトルをかっさらっていく。(吉村 達)
◆スワーヴリチャード 父ハーツクライ、母ピラミマ(父アンブライドルズソング)。栗東・庄野靖志厩舎所属の牡4歳。北海道安平町・ノーザンファームの生産。通算10戦5勝。総収得賞金は4億3653万6000円。主な勝ち鞍は共同通信杯・G3(17年)、アルゼンチン共和国杯・G2(17年)、金鯱賞・G2(18年)。馬主は(株)NICKS。
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