2018年4月2日月曜日

素晴らしい挑戦と資質 村上雅則氏、大谷を語る

村上雅則氏

 日本選手初の大リーガーとなった元ジャイアンツの村上雅則氏(73)=写真=が、初勝利を挙げた大谷の投球への印象や今後について語った。【聞き手・谷口拓未】

 オープン戦では上半身と下半身がギクシャクしたひどいフォームだったが、この日は上下のつながりに柔らかさがあり、抜けるボールもなく非常に良い投球だった。

 また、アスレチックスの本拠地球場のマウンドは傾斜が急ではなく、投球の際、フォームのバランスをとりやすかったのではないだろうか。

 調整法やマウンドの固さの違いなどから、日本の投手は大リーグでスピードが増す傾向にある。今後は自己最速の165キロを超えることも可能だ。3~4試合も投げれば登板間の調整法や乾燥した気候など環境にも慣れ、投球は良くなる。

 投球以外ではダッグアウト内での振る舞いも素晴らしかった。味方が打てば手をたたいて喜び、積極的に会話もし、チームの輪に入っていた。チームワークが生まれ、大谷の登板時に打線も力が入る。とても大切なことで、こちらも彼の資質だ。

 投打「二刀流」に挑戦することは素晴らしいこと。見ていて本当に楽しい。「10年間投手を、10年間打者を別々にやればいい」との意見を聞いたこともあるが、大谷は現状で打って投げられる。指名打者制を使わずに打たせても良いと思う。

 むらかみ・まさのり 山梨県出身。神奈川・法政二高から1963年にプロ野球・南海(現ソフトバンク)へ入団。日本選手初の大リーガーとして64年からジャイアンツで2年間プレーし、通算成績は54試合で5勝1敗9セーブ。プロ野球では566試合で103勝82敗30セーブ。引退後は西武などのコーチを務めた。

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