昨年のコース変更で分かっていた通り、東京は高速レースを生む舞台となった。男子日本勢にとって、アフリカ勢に食い下がりながら最後まで力を残す走りができるかが課題だった。
前回大会を2時間3分台で制したW・キプサングが早々と脱落。設楽悠は5キロごとのラップを正確に14分50秒台で刻み、終盤を迎えた。
ただ、日本勢のトップ争いで井上にリードされる形になり、「32キロあたりでは負けたと思った」と明かしたように苦しい展開。だが、ここからが38キロ付近で失速した前回大会とは違った。
その関門の38キロすぎに井上を抜き、さらに1キロほどで3番手に浮上した。40キロ地点では4秒差あったA・キプルトもかわして2位でゴール。抜け出したチュンバを最後までしっかり追い、日本記録を塗り替えた。前回大会とは逆の展開で設楽悠に屈した井上も、2時間6分台で5位と収穫は十分だった。(2018/02/25-19:06)![]()
0 件のコメント:
コメントを投稿