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【平昌共同】悔し涙は、うれし涙に変わった-。カーリング女子の日本代表LS北見が念願の銅メダルを獲得した。準決勝の韓国戦で惜敗し、背水の陣で臨んだ強敵英国との3位決定戦。強気なショットが相手のミスを誘い、カーリング初となるメダルをたぐり寄せた。「神様に感謝」。選手は涙を流し抱き合った。
序盤から1点を争う緊迫した展開。試合中、話題となっている「そだねー(そうだね)」の相づちが出るなど、司令塔藤沢五月らが積極的に声を掛け合い、ピンチを乗り切った。
最終の第10エンド。英国のミスショットでメダル獲得が決まり、喜びを分かち合った日本チーム。日本国旗が揺れる観客席に手を振り「ありがとうございました」と深々と頭を下げた。
創設者の本橋、うれし涙
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コーチ席で銅メダルの瞬間を見届けた本橋麻里の目から涙があふれた。「信じられない気持ちと驚きの感情。でも一番大きいのはうれしい気持ちだった」とかみしめるように言った。
2度目の五輪だった2010年バンクーバー冬季大会後、地元の北海道北見市に戻ってLS北見を創設。15年に長男を出産してから、主に控えに回った。選手として氷上に立ちたい思いは胸にしまい「自分の欲よりも、しなければならない仕事がある。そこのコントロールはできている」と、ストーンの癖のチェックや氷のデータ収集などチームを支える役割に徹した。
日本初のメダルという快挙に「後輩たちがすくすく育ってくれて、たくましい姿で戦ってくれた。感謝しかない」と感無量だった。
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