
衣笠祥雄さんの訃報(ふほう)について、広島でチームメートだった江夏豊さんは、テレビ解説の仕事で訪れていた松山空港で報道陣の取材に答えた。「いずれ誰しも行く道だけど、早すぎた。3日ぐらい前に電話で話したところだった。その時はまあまあ、元気だったよ。19日に横浜の試合でしゃべっていて、声が出てなかったから、声出とらんぞ、無理するなと。そしたら分かった、分かったと。ちょっとの間、一人で寂しいだろうけど、すぐに追いかけるから」
江夏さんは阪神、南海を経て広島でリリーフエースを務め、優勝に貢献した。1979年の近鉄との日本シリーズ第7戦。1点リードの九回無死満塁、サヨナラ負けのピンチ。当時の古葉監督がブルペンで救援投手を準備させたことに怒った江夏さんに対し、衣笠さんがマウンドへ行き「おまえがやめるなら、おれも一緒にやめてやる」と声をかけたという。その後、落ち着きを取り戻した江夏さんは後続を断ち、広島は日本一になった。
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