(2)東京ドーム(1勝1敗)
阪神 103000000=4
巨人 00200213×=8
<勝>沢村 1勝 登板1
<敗>桑原 1敗 登板1
巨人は2点を追う六回に坂本勇の適時打などで同点。七回に小林の適時打で勝ち越し、八回は岡本が3ラン。終盤は沢村、上原、カミネロが無失点の継投を見せ、沢村が2年ぶりの白星。阪神は投手陣が計8四球を与えて踏ん張れなかった。
復帰、沢村・上原
試合後のヒーローインタビュー。沢村が「ご無沙汰しています」とファンにあいさつすれば、上原も「お久しぶりです」とはにかむ。劣勢をはね返し、今季初白星をつかんだ巨人。流れを作ったのは、帰ってきた2人の救援投手だった。
同点とした直後の七回、昨季は右肩の故障で1軍出場がなかった沢村が登板した。最速152キロの直球とスプリットを駆使して糸井、ロサリオを2者連続の空振り三振。怖い中軸を3者凡退で退け、復帰登板を飾った。
その裏に勝ち越し、八回は日本で10季ぶりの登板となった上原。大山をスプリットで3球三振に仕留めるなど3人を11球で片付けると、右拳を握ってほえた。ベンチでも、荒々しくハイタッチを交わして盛り上げる。直後に岡本が3ラン。勝利は決定的となった。
昨季は救援のマシソンとカミネロの負担が大きかったが、この日はマシソンを温存。高橋監督は「そういう投手がたくさんいて、うまく回ってくれると、戦い方は考えやすい」と手応えを深める。
2016年セーブ王の沢村は「与えられたところで頑張る」と意気込んだ。上原も「便利屋になる」とフル回転を誓う。ぐっと厚みを増した「勝利の方程式」。巨人の新たな強みが早くも力を発揮した。【細谷拓海】
藤浪、勝負どころで
○…阪神の先発・藤浪は勝負どころで崩れた。六回、先頭の岡本に左前打を浴び、長野、小林に連続四球も与えて無死満塁のピンチとなり降板。結局救援陣もつかまり、同点に追い付かれた。藤浪は今季、制球難の克服を課題にしてきたが、成果を出せず「しっかり抑えようという気持ちが強すぎた」と反省した。
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