ヤンキース田中将大投手(28)が、レギュラーシーズン最終登板のブルージェイズ戦でメジャー自己最多の15奪三振をマークし、今季13勝目(12敗)を挙げた。

 立ち上がりからスプリット、スライダーの切れが良く、速球も走った。初回の3者連続空振り三振を皮切りに三振の山を築き、5回2死まで無安打の快投。7回は先頭に左翼線二塁打を許したが、後続を空振り三振、一ゴロ、空振り三振と3者連続凡退とし、7回を3安打、無四球、無失点、15三振だった。

 田中は今季これで30試合に登板し、自己最多の194奪三振、メジャー1年目から4年連続12勝以上をマークした。防御率は4・74。

 1試合15奪三振は、ダルビッシュ有投手(31=ドジャース)が13年8月12日のアストロズ戦(当時レンジャーズ)でマークしており、日本投手の最多タイ記録となる。

 チームは、田中から4人の継投で相手を完封し、4人で計18奪三振をマークした。これは、9回までの試合では球団最多タイ記録。

 田中は「ボールの動きどうこうより、自分の投げていく姿勢というか、そういうところで今日はアグレッシブに投球することができたと思うし、それがいい結果に、つながったと思います。その姿勢でリズムが生まれて、いい投球ができたと、僕は思ってます」と話した。