セレモニー終了後、ファンの声援に応える阪神・掛布2軍監督=甲子園球場(撮影・甘利慈)【拡大】
(ウ・リーグ、阪神16-4広島、28日、甲子園)阪神が快勝し、この試合を最後に退任する掛布2軍監督の花道を飾った。掛布2軍監督は試合後のセレモニーでこの2年間を振り返り、ファンにメッセージを送った。
--2年間のラストゲーム
「ちょっと短かったかな。ただ若い選手が確実に力をつけてきていると思いますし、一軍での活躍もかなりしてくれましたので、ある程度の成果はあったのかなと。そういう意味では非常に濃い2年間だったと思います」
--監督就任を引き受けた時の気持ちは
「60(歳)でしたからねえ。かなり今の子供たちとは世代も違いますのでそういうギャップを埋められるかなという不安はあったんですけれど、(自身は)意外に根が明るく若いほうなので、今の子供たちとは比較的しゃべりも合いますし、すんなりと入ることができた。あまり上から選手を見て野球を指導するということは絶対してはいけない。僕がハードルをくぐるような形で選手に目線を合わせて、選手と同じ気持ちになって、同じ汗をかいて野球をやらなければいけないという気持ちがありましたので、ちょっと優しい監督だったかもしれないですね」
--指導者としてのやりがいや楽しさは
「若い選手が一軍で活躍してくれた姿を見た時の感動は忘れられません。一番の感動は狩野が、ユニフォームを脱ぐというような気持ちになった時期に、僕がDC(育成&打撃コーディネーター)という形で2軍のお手伝いをするようになりまして。狩野が(2014年8月29日に)1本のホームランを含む3安打したんですね。そのときに狩野が『掛布さんに恥をかかせられない』と。『絶対打ってきます』と、そう言ってくれたホームラン。原口が(支配下選手から)育成という3けたの背番号をつけて、ひとり黙々とバットを振る姿、僕にいろいおなことを貪欲に聞いてくる。この原口が(支配下選手契約から即1軍に合流したため、ユニホームの作成が間に合わず)山田コーチの背番号をつけて右打席に立って打った(16年4月27日の)あのヒット。ああいうことは忘れられないですね」
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