© Manuel Goria/Sutton Images
シーズン第15戦マレーシアGP初日のフリー走行が実施された29日(金)、マクラーレンのフェルナンド・アロンソは2回目のセッションで5番手に食い込み、ストフェル・バンドールンは13番手だった。
アロンソはウエット路面で行われた最初のフリー走行でも3番手タイムを刻んでおり、バンドールンは12番手につけている。
フェルナンド・アロンソ
「今日はいい1日だったよ。最初のセッションではクルマのいくつかのものをチェックした。コースに出たら少し水量も減っていて、3番手になった・・・うれしいね。路面がドライになった2回目のセッションでもクルマの挙動は良かったし、明日までに変更が必要な大きな問題もなかった。いくつか違う構成を試して、どれもポジティブだったから、今夜はデータを確認してどうするか決めたい。クルマはこのサーキットで感触がいい。スーパーソフトタイヤの時はすごくグリップが感じられる。2回目のセッションは最後の赤旗によって少し走行時間を失ったけど、それはどのチームもほとんど同じ。その分の仕事は明日のFP3で取り戻したい。雨が降らなければね」
ストフェル・バンドールン
「午前中のコンディションはちょっとトリッキーだった。特にここの舗装はウエットだとかなりスリッピーに感じられる。みんなタイヤをセーブしていたから、午前の走行は全員限られていた。残りの週末の天気は予想が難しそうだから、雨用タイヤを管理しないといけなかったんだ。午後のセッションはグロージャンのアクシデントによって早めに終わってしまったから、少し走行時間を失ったよ。僕らはショートランの確認を何度かして、ロングランはできなかったから、ロングランペースについてはあまり学べていない。今日、フェルナンドと僕は少し違う仕様のフロアをテストしたんだ。1セットしかなかったから、今日はフェルナンドがそれを使っていた。いい進歩が見られたみたいだよ。明日はもう少し安定したコンディションに期待している。僕らのこの勢いを持ち続けられるようにね」
エリック・ブーリエ(レーシングディレクター)
「どちらのセッションも走行が短縮されてしまったものの、とても満足できる1日だった。今日はフェルナンドのマシンでいくつか新しいコンポーネントを試したところ、とても有益な新材料となりそうだ。それがあったので、ドライバー間にあれだけ大きな格差ができてしまったと言える。フェルナンドのパッケージはわずかながら、このサーキットの特性に合っていた。FP2終盤に燃料を多く積んで走りたかったが、赤旗の影響で取り組めていない。それでも、その窮地に直面したのはわれわれだけではないので、明日はそれに応じて走行プランを調整しなければならない。どんな場合であれ、プラクティスの走行時間が不足するとレースがよりおもしろくなることがあるので、われわれとしてはそちらの方が満足だ」
長谷川祐介(株式会社本田技術研究所 主席研究員 F1プロジェクト総責任者)
「シンガポールで灼熱のコンディションを過ごしましたが、今週末のマレーシアも熱帯気象の難しさを味わうことになりそうです。豪雨のため、FP1のスタートが遅れた関係でいつもより少ない周回数しか走れませんでした。それでも、ウエットでもインターミディエイトでも走れたので週末に重要なデータは集められています。FP2の方がコンディションは良く、両ドライバーとも安定した走りを見せてくれました。フェルナンドのラップタイムはとりわけ励みになるものだったと思います。高温のコンディションはチームメンバーだけでなく、パワーユニットにとっても厳しいので、問題なくセッションを終えられたことはポジティブです。中団グループ内のライバルとのタイム差は接戦なので、セッティグの小さな違いが明日の予選結果に影響しそうです。一番競争力を発揮できるセットアップを見いだせるよう、今夜、データを分析していきます」
0 件のコメント:
コメントを投稿