今季初完投の能見。登板過多のリリーフ陣を休ませた(撮影・矢島康弘)【拡大】
(セ・リーグ、DeNA2-11阪神、24回戦、阪神14勝9敗1分、28日、横浜)苦しいチームを救った。代打・高城の飛球が中谷のグラブに収まると、能見は少し表情を和らげた。今季初完投勝利で6勝目(6敗)。激戦の疲れが残るリリーフ陣を、ベテランが救った。
「とりあえず飛ばしていこうと思っていて、初回からいい感じで投げられたので、出だしがよかったです。本当にね、昨日のこともあって、まあでも序盤に取られるよりは、なんとか粘っていこうと思っていたので」
言葉通り一回からアクセル全開だった。三回までパーフェクト。自慢のクロスファイアと変化球を駆使し、五回の先頭・宮崎の左中間二塁打までノーヒットピッチだった。
六回に味方の失策絡みで1失点。七回に梶谷のソロで2点目を奪われたが、9回を93球で4安打2失点(自責1)。香田投手コーチも「最高の試合展開。ありがたい。リリーフも休めた。少ない球数で完投は助かる」と最敬礼。進出決定のクライマックスシリーズ(CS)での登板にも「もちろん(つながる)」と話した。
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