2017年9月27日水曜日

山中の相手、B検体も陽性=WBC、今週末にも裁定-ボクシング

 世界ボクシング評議会(WBC)バンタム級タイトルマッチで山中慎介(帝拳)を破り新王者になったルイス・ネリ(メキシコ)がドーピング検査で禁止薬物に陽性反応を示した問題で、米ボクシング専門誌リング(電子版)は26日、再検査用に採取されていたもう一方の検体(B検体)からも陽性反応があったと報じた。WBCのスライマン会長は、今週末にもこの件に関する裁定を出す見通しを明らかにした。
 試合は8月15日に京都市で行われ、4回TKOで敗れた山中は日本男子最多記録に並ぶ13度目の防衛に失敗。後日、ネリが来日前に受けた検査で筋肉増強作用があるジルパテロールの陽性反応があったことが明らかになった。WBCは、試合開催地の統括団体である日本ボクシングコミッション(JBC)と調査を続けている。
 ネリのタイトルが剥奪された場合、空位になった王座を争う決定戦が開催される可能性がある。進退について態度を保留している山中は現在、WBCバンタム級1位にランクされ、王座決定戦に出場できる優先順位は最も高い。ただし、帝拳ジムの本田明彦会長は、ネリとの再戦以外はやらないとしている。 (時事)(2017/09/27-23:21) 関連ニュース

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