2017年9月28日木曜日

マイコラスが14勝目 巨人がCSに望みをつなぐ

 中4日の登板とは思えないほど躍動感たっぷりに腕を振った。巨人・マイコラスは8回1/3を6安打1失点に抑え14勝目。今季最多139球の熱投にも「疲れはまったくない。シーズンは佳境だけど状態は良い」。クライマックスシリーズ(CS)進出に望みをつなぐ勝利に上機嫌だった。

 試合前から「1人で最後まで行く」と周囲に話していたという。今季はまだ完投はない。レギュラーシーズンの最終登板となる可能性がある一戦で、チームに貢献したいと考えていた。

 一回にピンチを切り抜けてからは圧巻だった。二~五回は無安打投球。九回にソロ本塁打を浴びて守護神の助けを借りたが、紛れもなく勝利の立役者である。高橋監督は「改めて強い投手だと感じた」と感嘆した。

 特に有効だったのが生命線でもあるカーブ。落差が大きく、カウントを稼ぐ球としても、決め球としても威力を発揮した。「自分の中で一番緩い球。相手打者のタイミングを外すために大事な球種」。150キロ前後の速球が生きるのも、このボールがあってこそだ。

 この日9奪三振で今季計187奪三振。リーグ2位の巨人・菅野に16個差をつけ、最多奪三振のタイトルをほぼ手中に収めた。「そうなればうれしいけど、プレーオフ(CS)に行くことの方が重要だね」。DeNAとの3位争いに勝ち、CSでもマウンドに立つ覚悟だ。(浜田慎太郎)

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