2017年9月28日木曜日

【阪神】掛布2軍監督、胴上げ固辞「あの原口が打ったサヨナラヒット、忘れられません」

 今季限りで退任する阪神・掛布雅之2軍監督(62)が28日、甲子園球場でウエスタン・リーグ最終戦の広島戦(試合開始午後0時30分)を指揮、16-4の大差でラストゲームを飾った。この試合は、CS局「GAORA」が緊急生中継、小雨の中、スタンドには多くの観客が詰めかけた。

 望月、横田の両選手から花束を贈られた掛布2軍監督だったが、胴上げは固辞、手を振りながらベンチの奥に消えていった。

 -掛布2軍監督インタビュー

「ありがとうございました」

 -2年間はどんな思いか

「ちょっと短かった、若い選手たちが確実に力をつけてきてくれたので、ある程度の成果はあった、濃い2年間だった」

 -どんな気持ちで監督を引き受けた-

「もう60ですから、いまの子ども達とは世代が違う、ギャップを埋められるかという不安はあった。根が明るく若い方なので、あまり上から目線ではなく、ボクがハードルをくぐる様な形で選手に目線を合わせて、同じ気持ちになって野球をやらなければ成らなかった、ちょっと優しい監督だったかも知れない」

 -やりがいはあった?

「若い選手が1軍で活躍するのが嬉しかった。一番の感動は狩野がユニホームを脱ぐという気持ちになった時期に、巨人戦で本塁打を含む3安打し、『掛布さんに恥をかかせられない、絶対打って来ます』と言ってくれたホームランと、原口が(育成も経験した)あの原口が打ったサヨナラヒット、忘れられません」

 -この2年間で1軍で活躍する選手の姿をみて?

「ほとんどの選手がまた落ちてきた、もうちょっと力をつけなさい」

-孫のような選手たちだってが?

「ボクを若返らせてくれた。これから少し年をとるかも知れません」

 -鳴尾浜のファンにむけて

「現役の頃から熱い声援をボクの31番に送ってくれて感謝している。育成の場の鳴尾浜に、連日大勢のファンが足を運んでくれて素晴らしい舞台を作ってくれたことが、若い選手が伸びた結果だと思います。ファンの目が若い選手を育ててくれた」。

 -掛布ファンにメッセージを

「一軍の野球に熱い声援を送ってほしい。一人でもクライマックスシリーズ、日本シリーズを経験してほしい、2年間ありがとうございました」。

 掛布氏は、阪神・四藤慶一郎球団社長からフロント入りのオファーを受けており、オーナー付きのアドバイザーとしてのポストに就く。

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