2017年9月1日金曜日

F1イタリアGP:モンツァ・サーキット 解説

F1 イタリアグランプリ モンツァ・サーキット
2017年のF1世界選手権 第13戦 イタリアグランプリが、9月1日(金)~3日(日)にモンツァ・サーキットで行われる。

1922年に設立されたモンツァ・サーキットは、不開催は1980年の一度のみとF1世界選手権の歴史とドラマを代表する開催地。英国のブルックランズ、米国のインディアナポリスに続き、世界で3番目に建設された常設サーキットで当初はオーバルコースとして建設された。

しかし、1961年に事故が起き、オーバルのバンクを使ったコースレイアウトが危険であるとして、1962年からはロードコースのみが使用されている。

そのバンクは今なお保存されており、旧式のグランドスタンドも多くが現存。90年以上の歴史を持つコースで最新技術の粋であるF1マシンが戦う、独特の雰囲気が魅力で、熱狂的なイタリアのファンには「La Pista Magica(イタリア語で“魔法のコース”)」という愛称で親しまれている。

全長5.793㎞のコースで、平均時速259㎞というカレンダー最速のレースが行われる。今季型のマシンでは最高速は変わると目されているが、時速330㎞に達する箇所が4つある。数々の名場面が生まれたモンツァだが、1971年のレースではトップから5位までが0.61秒差という大激戦に。優勝したピーター・ゲシンと2位のロニー・ピーターソンの差はわずか0.01秒。ゲシンにとってはこれが唯一のF1における勝利となった。

マクラーレンは過去に10勝を挙げているが、なかでも1968年のモンツァ初勝利が印象的。チームオーナーでもあったブルース・マクラーレンがレースの半分近くをリードしたが、オイル不足によりピットイン。しかし、チームメイトのデニー・ハルムが代わってトップに立ち、チームにグランプリ2勝目をもたらした。

ちなみに、モンツァではモナコ以上にポールポジションが重要で、直近18レース中13戦でポールシッターが優勝している。


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カテゴリー:F1イタリアGP

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